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まち畑プロジェクト第1弾「すけろくガーデン」2022年11月の活動報告1

こんにちは。修士2年の磯部聖太です。

今回の作業には教育学部1人建築学科の3年生2人が参加してくれました!
以下活動報告です。

作業内容

資材置き場の解体

前回資材の移動を終わらせ、今回は資材置き場を解体・整地を行いました。
3年生にインパクトや丸鋸の基本の使い方を教えてながら解体を進めます。

周辺の材の片付けと整地をして、
解体完了です!奥側の獅子岩神社までの見通しがかなり良くなりました。

資材の計測

資材の断面・長さを計測し、資材の把握を行います。

いままでは積み上げられていた為、量や種類を把握しきれていませんでした。
今回のデータ化を通して、すけろくガーデンでの設計・施工の可能性を広げていきたいと思っています!

 

新しい資材置き場の材調達

移転した資材置き場には、竹を用いて擁壁に材をストックできるようにしたいと考えています。
そこで今回はすけろくの竹や裏山で竹を採取し、竹割をしました。
竹を用いる際には含まれる油分を取り除き、耐久性を高めるために油抜きをします。また竹表面の汚れが落ちてツヤが増し、製品加工後に美しさが長持ちする効果があります。伐採した竹はそのままではカビや害虫によるダメージを受けやすく、時間や直射日光により褪色と劣化が進みます。
油抜きには、熱湯に竹を入れて煮込んで油分を取る湿式法と、竹を直接火であぶり、油をにじみださせる乾式法があります。数が多くどちらの方法も手間がかかってしまうので、次回以降油抜き方法を検討したいと思います。

鶏小屋の清掃

最近一匹の鶏が羽の抜け落ちが多くなっていました。調べたところ栄養が足りていない場合や環境変化へのストレスにより攻撃的になり、自分の羽を抜いてしまうそうです。
ということで鶏小屋の住環境整備をしました。小屋がきれいになり鶏が生き生きとしているように感じます。

R-DEPO見学

作業後には、佐倉研究室OBの須藤さんの案内でR-DEPOT(アール・デポ)を見学しました。

R-DEPOとは

R-DEPOとは10年間空き家となっていた旧NTT局社ビルを改装したまちづかいに関わる様々を施設に盛り込みんだ、空き家の仲介とサポートを行う長野市の新しい拠点です。
元々長野市で空き家のリノベーションと仲介業を行なっていた不動産会社が「仲介業」部分を切り離し、運営会社として新しい会社を設立。マッチングガイドを専門業としてサービスを提供することがR-DEPOの一つの大きな役割です。

R-DEPOという名称はRは循環再生のアール、DEPOTは拠点のデポが由来となっており、フロアごとに【1階:ビジュアライズフロア、2階:オーガナイズフロア、3階:ローカライズフロア】という異なる役割を持っています。

1階は地域の移住創業・相談窓口として地域に開かれた空間。2階は創業の拠点・マッチングサポートを行う専門家がいて空き家活用の相談ができる場所。3階は地元企業の企画開発チームとコーディネーターや外部サポーターなど異業種異世代が集い、企業や地域・学生と連携を行いプロジェクトを生み出していく場所です。
引用:https://nagaknock.etic.or.jp/project/?id=1916

【1階】直営カフェ、古材ショップ、まち案内、地域の方や移住希望者、新規のお店をオープンさせたい方の窓口
【2階】クリエーター、不動産、設計、施工企業のテナント
【3階】企業のサテライトオフィス、IT系企業

▼古材倉庫
空き家等からレスキューしてきた古材(什器、建具)をリペアし販売します。
レスキューやリペアには年齢や体力の衰えなどを理由に引退してしまった技術を持つ職人さんたちと知識や技術はないが興味や体力のある若者が一緒に連携して行なっています。職人として引退した方をまちへ繰り出すことや若者への技術の継承する仕組みがあります。

▼ワーキングスペース
一般的なコワーキングスペースとは違い、隣の席との距離感が近いのが特徴的です。隣に完全な仕切りを設けるのではなく、半透明な材を入れることで隣の存在を感じることができます。
また自己紹介のシートを入り口に置くことができ、そこで作業をしている方を知ることができます。
利用者同士のつながりが生まれるような仕掛けがところどころにされているのが面白いですね!

 

おわりに

来週も11/10(木曜 8:30~12:00)で活動を行います!
ピザ窯の改修をメインで行っていきます!
ぜひ気軽にいらしてください!
(所在地:〒380-0866長野県長野市狐池1201-2)

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