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飯山「木遣い人材育成プログラム」~基礎作り編~活動報告1 8/23~24

こんにちは。学部4年の寺島です。最近外での作業が多く、高校生ぶりに肌がこんがり焼きあがってきました🍞

さて、佐倉研究室の新プロジェクト「飯山木遣い人材育成プログラム」が本格的に始動し始めました。山から木を伐採し、製材から加工、小屋を建てるところまで一貫して関わっていくプロジェクトです!今回はその中の基礎作り編になります。↓↓↓

基礎作りは8月23日から9月4日までの期間で行います!
(さて本当にこの期間で終わるのでしょうか…💦)

最初の2日間(23,24日)では「根切り」という作業を行いました。
何事も下準備が大切。ですね。
作業は職人さんにご指導をしていただきながら行いました。
根切りとは基礎を打つために地面に穴を掘る作業の事を言います。
一般的にこの作業は重機を用いて行うのですが、今回は重機が入り込めない場所だったため、身ひとつとスコップ1本握りしめ、掘り進めることになりました。

掘り起こしてみると土の下からは大きな石がゴロゴロと…
現場には常にハプニングが潜んでいますね。この石のせいで工期が大幅に遅れてしまいました。

根切りをする際に重要なのが、「寸法通りの深さに掘る」事と、「深さを水平にそろえる」という事です。
深さを測る時に使うのがこの「オートレベル」という機械と、「バカ棒」と呼ばれる棒です。

オートレベルという機械。
上部から赤外線を水平に出しています。

バカ棒と呼ばれる棒に赤外線受信機を取り付けた道具で深さを計っている様子。
オートレーザーから出ている赤外線を受信すると音がなり、バカ棒に書かれた寸法を読み取ることで深さを割り出すことが出来ます。
(バカ棒とは面白い名前ですよね。職人さんによれば、バカでもわかるからバカ棒と呼ぶんだとか。職人によってはいつも一緒に持ち歩くから「おともだち」と呼ぶ人もいるそうです。正式名称はわかりません…笑)

こうして2日間ひたすら穴を掘り続けました。

普段建築学生として、基礎の図面を引く時は簡単に引いてしまいますが、その1本の中には職人さんの多くの苦労と技術があるのだと実感させられた2日間でした。

明日以降も作業は続きます!
随時活動報告をしていく予定なので、お楽しみに!

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