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こんにちは!修士1年の須田です。
今回は後輩達の嬉しく、素晴らしい報告です。
「設計製図III」で佐倉研4年生の日置君が金賞、稲葉君が銅賞、小山さんが審査員賞、となんと全員受賞しました!すごいっ!!みんなおめでとうございます!!
以下、3人の作品説明と感想になります~
【水運的里山再生】日置 崇斗(ひおき たかと)
ダム湖周辺の松くい虫被害に着目し、木材流通×コト消費が地域の小さな林業に付加価値を与え、自然環境を生かした交流人口拡大を目指す提案をしました。
今回の設計では、魅力的な模型を作ることに力を入れ、そこを評価して頂けて良かった反面、図面やパースに関しては不完全に終わってしまったので、更にブラッシュアップしていけたらと思います。また、金賞を頂けたことは自信にしながら、気持ちを切り替えて後期の研究に挑みます。
【まちの内的営みを描く-おせっかいを誘発するコモンズ-】稲葉 大将(いなば だいすけ)
かつて、至る所で見られた地域交流の姿は徐々に減少している。本来、地域交流によって助け合い、支えあうことが豊かな生活の要因であったように思う。本設計では、「おせっかい」を地域にみられるふるまいと考えて、建築家としてまちにおせっかいを行い、住民のおせっかいを引き出す提案である。
僕は、人がどうすれば豊かに過ごすことができるのかずっと考えている。対象地の住民は自分の庭の中では生き生きしているが、庭の外に出ると自分らしさを隠しているように感じた。そこに対して、住民の過ごし方を地域のために外にどう出せるのかを考えて設計を行った。正直、終着点が想像できないまま設計を行ったが結果複数の形を考えることができてよかったと思う。
反省点として、街の景観や履歴から得られるふるまいに注目しながら、空間をもっと考えるべきであった
卒業設計では、人のふるまいから自分の居場所の見つけ方について考えたい。
【郷生-診療とお茶会とお喋りと-】小山 咲紀子(こやま さきこ)
超高齢化が進んでいる長野県飯田市南信濃・遠山郷において、地域の人々が最後まで自分の力で生きていけるような手助けができるよう、今ある診療所を新たな拠点として提案しました。
医療・福祉はソフト面での問題点が多くそれらをハードである建築によって解決することが非常に難しく、自分の中で何度も悩みました。最終的に出来上がった形は派手なものではありませんが、遠山郷の人々に寄り添った提案ができたのではないかと思っています。