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まち畑プロジェクト第1弾「すけろくガーデン」2022年9月の活動報告4

  1. こんにちは、M1の勅使河原です。

先日の朝に太鼓の音が聞こえてきたので窓を見ると、シェアハウスの隣にある獅子岩稲荷神社で宮司さんが祈祷をしていました。例年この時期は地域の神社が祭りを行っています。地域で大規模に行う事もあり、コロナ禍以前は研究室のメンバーが神輿を担いだこともあったそうなのですが去年と今年は中止になってしまったそうです。残念。

神社の祭りは穏やかさと非日常感が共存するようで素敵ですね。隣接する助六ガーデンもこういった風景とうまく繋がれないかなと考えたりしていました。

制作開始

さて、改修の最終日は3日目に引き続き持ち運びできるスツールを実作しました。

ここ3日間の間に行われた改修によって、すけろくの奥の方、背の低い草木が茂っている部分に道が出来ました。開けている手前側とはまた異なる居心地の良さがあります(3日目までの記事に詳細があるので、是非ご覧ください!)

奥のデッキを掃除して、スツールを持ち出して過ごせるようにします。

助六ガーデンの家の裏にはツーバイフォー材と呼ばれる分厚い木の板が沢山あります。

 

ツーバイフォー材とは断面の短辺、長辺の長さ(2インチ、4インチ)から取られた名前の木材です(実際は乾燥収縮を考えて少し小さい規格になっています)。北米由来の規格で、辺の長さによって2×2,2×4…と名前がつけられています。日本の住宅に使われる割合は10 %台とあまり普及していない材ですが、マルコメの味噌蔵で使われていた材を譲り受けたものがすけろくにはありました。2×6材(長辺140mm,短辺38mm )という幅が広いものです。デッキなどの頑丈な構造物にも用いることのできる材ですが、今回はより小さなものに活用したいと思いスツールの実作を行いました。

制作開始

まずはウォーミングアップも兼ねて、ストックしていた枝の移動を行いました。

ナナメに切る材があるので、簡単な図を描いて寸法を出しておきました。これに沿って切っていくのですが、寸法線がうまくとれないと全体がゆがんでしまいます。

3日目に材を切ってあったのですぐに完成する…と思っていたのですが、水平面で安定させる為に足の長さを微調整するのに手間取りました。墨出しの精度を高めたいですね。

 

1時間半で2つ完成し、枝の置いてあったデッキ部分に置いてみました。想像よりも骨太なスツールですが、植物の多い助六の中で存在感を放っています。

版築ブロックの確認

先日試作した版築ブロックがしっかり乾いてきました。M2の青島さんが土に含まれている水分を考慮しながら水の量や混ぜる物の比率を調整したものの結果を見てみます。水分は後半で量を倍近くまで増やしたのですが、しっかり乾かせばちゃんとした強度が出ることが分かりました

乾燥して型枠を外したブロックたちです。土に近い見た目の物から、モルタルを混ぜた滑らかな質感の物まで。表面に浮き出る砂など、自分が想像していた以上にはっきりとした違いがありました。土らしい質感が残っていて強度もあるブロックの方がすけろくに合いそうだと思いました。地面に置いてもそばから植物がすぐに生えてきてくれそうです。

おわりに

4日間にわたる集中期間で、今まであまり考えてこなかった方向の制作を数多くできました。特に土や石もうまく活用していくことですけろくガーデンの新たな魅力を見つけられたように思います。そろそろ秋にそだてる野菜を決める時期なので、畑の方にも手を加えながら今後に活かしていきたいですね。

すけろくガーデンは、毎週木曜日の朝8:30から畑作業しています!ぜひ気軽に遊びに来てください😊

お待ちしております!

 

 

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