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こんにちは、修士1年の青島です。アデニアグラウカが癒しです。
だんだんと日差しが鋭く、気温も高くなってきました。長野の短いけれど厳しい夏が始まります。水分補給はこまめに行い、安全に畑作業をしていく所存です。
今回は畑作業ではなく、佐倉研究室のメンバーで開催した「ピザ会@すけろくガーデン」をお送りします。
すけろくガーデンでは以前より、定期的にピザ窯でピザを焼き、地域住民や畑作業に来てくれた方々に振舞う”ピザ会”をしています。
ピザ窯は、まち畑プロジェクトを共同で進めている長野市の設計事務所、Scene Designの宮本様や、すけろくガーデンの物件と土地を貸してくださっている権堂のおでん屋、助六の源さんらに製作していただきました。
すけろくガーデンの空き家の屋根を葺き替えた際に、大量の廃瓦が出ました。これらを再利用し、そのままの形で積み上げたり、砕いて敷き詰めたりして土台にしています。その上に大谷石と耐火煉瓦を積み上げて、ピザ窯が作られました。
この窯で焼いたピザは、めちゃくちゃうまい。皆さんにこの美味しさを伝える言葉はありません。
コロナ禍が落ち着いてきた頃に、ぜひ食べにきてください。
それでは火を起こしていきます。
ピザを焼くには、窯内の温度が約400℃必要です。すけろくガーデンの擁壁付近を伐採した際に出た枝や、空き家を解体して出た野縁などの廃材を薪にして火を強く大きくしていきます。
まち畑のテーマに一つに、「循環」があります。この場所で人の生活を支えていた廃材と、この場所のエネルギーによって育まれた植物を燃料として再利用し、ピザを焼く。
今この場所を利用している私たち学生や地域住民の営みを支え、残った炭は土壌を改善し、再び動植物を育み続けます。
この日は日差しが強かったので、すけろくガーデンにあるもので仮設の屋根をかけました。
物干しの支柱を立て、そこにブルーシートを結びつけて広げることで日射を遮りながら広い飲食スペースを確保しています。補強には園芸用支柱を用いました。
ちなみにテーブルは、以前譲っていただいた電気工事用の電線を巻くケーブルドラムに構造用合板を渡しました。
その場にあるものだけでブリコラージュ的に設えるのが佐倉研究室流の場づくりです。
ピザの生地を薄く広げ、トマトソースを塗って野菜や海鮮類、チーズなどを盛り付けていきます。
できました!
いよいよ窯に入れて焼きます。
ピザピールという道具を使い、窯の中で少しずつ移動させながらピザに均等に火を通します。
最後にピールに乗せ、表面をしっかり焼いて軽く焦げ目をつけます。
熱は窯の上部に溜まるので、こうして上の方に持ち上げることで効率よく焼くことができます。
ピザ作りと並行してBBQもしました。最後は特製焼きそばで〆です。
佐倉研究室の新メンバーとより親睦を深められた、とても良い一日になりました。
次回は土留ベンチに花を植えたり、畑の区画の仕切り製作などをする予定です。
来週の活動予定日は6月7日(月)です。
気軽にいらっしゃってください、お待ちしております☺︎