まち畑プロジェクト第1弾「すけろくガーデン」6月の活動報告4

こんにちは、修士1年の青島です。洗面所から見える緑が癒しです。

先日、すけろくガーデンの主屋に動きがありましたのでまずはそちらから報告させていただきます。

行なったのは既存のトイレの解体と改修です。壁に穴があき、室内の木材もかなり朽ちてきて使用するには危険な状態でしたので、今回部分的な解体と壁の補強・仕上げ、塗装を行いました。

下の写真は解体前の状態です。かなり傷んでいますが、まだ使えるところは残して必要最低限の解体に留めます。既存材を少しでも残すことで補強時の下地となり、コストも抑えられます。

天井や外に面した壁を解体していきます。

トイレの天井の上にさらに古い天井のようなもの（上写真左）が張られていることが分かりました。屋根の改修時に組んだ垂木と合板（上写真右）が顔を覗かせ、新旧の対比がくっきりと現れました。

内壁仕上げの板材も剥がしていきます。

下地に使われている野縁材は残し、バールを使って丁寧に剥がしていきます。

仕上げ材を外すと、すけろくガーデンの主屋の壁は、土壁の上に下地材を組んで板材が張られていたことが分かりました。床も2層ほどのベニヤ、床板と茣蓙のようなものが出てきたので、上から何回か張り直したのかもしれません。建物の履歴が発見できて興味深い解体作業になりました。

後日、既存の壁の上から構造用合板を張り、塗装仕上げを行いました。

かなり綺麗になりました。近日中に便器も設置する予定です。

次の活動報告は、デッキの増設と畑の手入れ、そしてすけろくガーデンの梅の実の収穫です。

お楽しみに！