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皆さん、こんにちは。B4の田畑奎人です。
今回は佐倉研究室合宿2日目のリポートです!
2日目は尾道探索ー!
尾道といえば、「尾道三部作」生みの親、映画監督・大林宣彦さんの故郷です。
実は尾道三部作のひとつ、「転校生」のリメイク版として「転校生ーさよならあなたー」という映画があるのですが、その舞台は長野市なのです! 皆様機会がありましたら、是非ご鑑賞してみてください。
尾道の案内は尾道空き家プロジェクト代表の豊田さんにしてもいました!
スタートは「あなごのねどこ」から!
「うなぎ」の寝床のような奥行きの深い尾道町家を地元の特産品のあなごにちなんで名付けた尾道空き家再生プロジェクトの再生物件です!
尾道商店街を抜け、坂の方へ。
線路を渡ると雰囲気が一気に変化し、車の入ることのできない坂の小径と建物たちは、人のための場として作用しており、とても居心地がよかったです!
明治時代頃は茶園(さえん)と呼ばれる富裕層の別荘地であったために、立派な建物が多く立ち並んでいます。
少し登って振り返ってみると、素晴らしい景色が見えました。瀬戸内の豊かな自然と歴史的な積層のある街並みは、とても見応えがありました! 戦火を免れたが故に残るこの景観を、これからも大切にしていきたいですね。
さらに登り、ゲストハウス「みはらし亭」に着きました!
「あなごねどこ」が路地なら、「みはらし亭」は坂ということで、重機が入れない崖地に建つ茶園を、一年半かけて500人程が施工に関わり完成したそうです!
みはらし亭の中からの眺めは素晴らしく、朝には日の出も見えるそうで、次尾道に来た時は是非泊まってみたいと思いました!
さらに進んでいき、アパートを改修した宿泊施設「LOG」にも寄りました!
尾道では歴史的な建築物のみならず、戦後に建てられた一般的な建物でもリノベーションを行い、美しく改変させている点において、この地にリノベーション文化が強く根付いていることに、感銘を受けました。
さらにさらに進んでいきます!
迷路のような尾道の道をとんとんと抜けていく豊田さんに、必死になって私たちは追いかけていきました笑
歩きながらこの地の魅力について語る豊田さんは、軽快でリズム感があり、それでいて強いパッションを持っている為、私たちもどんどんと尾道の魅力を感じていきました。
小道ににゃんと現れる猫ちゃんたちも、尾道の魅力にひとつであり、そのキュートな姿は坂を歩く疲れを忘れさせてくれます。
そんにゃこんにゃで着きましたガウディハウス!
木造2階建ての洋館付き住宅でその名の通り、随所に必要以上の装飾が見られたり、日本建築にしては珍しい曲線の多様がなされた昭和初期に建てられた住宅であり、2007年から尾道の斜面地における空き家再生のシンボルとして改修を開始し、干支が一回りした2020年に完成し、現在は一棟貸のゲストハウスとして利用されています。
豊田さんはこの時代の複雑な意匠を施された建物を、職人たちの「遊び心」だとおっしゃられており、尾道の空き家改修プロジェクトに通づるものを感じました。
尾道町歩きを通して、私たちも「遊び心」を持って日々の暮らしを楽しんでいこうと思いました。
尾道とってもいい町でした。まだまだ紹介したい場所はありますが、それは尾道に行ってからのお楽しみにしておきましょう。
少し長くなってしまいました。いい町はついつい語りたくなってしまいます。
2日目以上!
次は3日目、三重のVISON調査です!