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こんにちは!修士一年の六車です。
3箇所のまち畑を「繋ぐ」ことを目指し7日間に渡り開催中のまち畑week。
3日目は、すけろくガーデンが舞台です。
午前はゲストに廃材アート工作の丸山政義さんを迎え、竹の加工や結び方について学びながら、「竹製パーゴラ」を製作するイベントを行いました。
当日は学生やカランコエさんなど総勢15人で作業しました。
製作経緯
地域の方に気軽に遊びに来てもらえるように日差しを避けられる屋根を製作したいということと、3年前に先輩方が製作した木製パーゴラが傾いてきていたことから、今回思い切って作り替えることにしました。
製作過程
↓製作は全部で3班に分かれて行いました↓
「骨組み製作」班
事前に埋め込んだ高さ2mちょっとの柱に梁を取り付けます。
竹は繊維方向に割れやすいため、写真の模型のように節で割れが止まるように調節しながら竹を切り込み、組んでいきます。
高い場所での作業になるので脚立を使って作業します。
最後に固定するために竹に穴を開け、麻紐でしっかり縛っていきます。
竹の太さやうねりを強調した力強い骨組みができました。
「竹割り&壁格子」班
長さ1300mmに切った竹を竹割器を用いて4等分し、1面の下半分に腰壁をつくります。
竹割器を竹の上端に当て、重力と合わせて一気に割り下ろします。
「ずぽぽぽぽっ」という気持ち良い音と共にあっという間に細い竹の板ができました。
他にもなたでも竹を割れるかとチャレンジしてみましたが、時間も板の美しさも断然竹割器を用いたものの方が良い結果となりました。
この割った竹をあらかじめ地面と平行になるよう柱に固定した竹に差し込んでいきます。
割った竹が横材の前→後→前のように交互になるように差し込み、それ以外の道具は一切使うことなく固定されています。
今回は斜面の低い方側にだけつくりって完成です!
「天井竹小舞」班
こちらは室内での作業です。
まず、天井の大きさに合わせて事前に8等分に分割した竹を格子状に並べます。
これを1本ずつ両端と中央部分を紐で結び付ける作業を表裏で二度行います。
地道で集中力のいる作業でしたが、だんだん手先も慣れてきてうまく固定できるようになっていました。
完成!
天井を載せてついに目標のところまで完成です!
道の途中にあるこのパーゴラはこちらからは獅子岩稲荷神社の姿が、
こちらからは高台から長野市内の景色が見られます。
もう半分の天井は今後みんなで作ろうと思います。
この格子天井に風鈴なんかをぶら下げたら涼しげで素敵だなぁなんてイメージもしてみたり…
夜はゲストに佐倉研究室卒業生の伊藤一生さん・須藤悠さん・篠田恭椰さんをお迎えし、すけろくガーデンのこれまでの活動の経緯を知りながら、食事をして、まち畑と地域の将来について考える語り合いのイベントを開催しました。
開催経緯
すけろくガーデンでの活動が始まって今年で7年目となり、初期の活動を知るメンバーがいなくなったタイミングでもありました。そのため、このタイミングで卒業後も長野県で活躍されている先輩方からすけろくガーデンの活動についてのお話を聞き、今後の活動に活かしたいという想いでこの会を企画しました。
イベントの様子
今回はすけろくガーデンで収穫したピーマン・ミニトマト・オクラを使用したピザとカレーを用意しました。
先輩方が好きなことや楽しいことを継続してきて、関わってくれる方が増えてくる中で、それが地域から求められていることと一致してきている文脈の中で今の活動や今回のまち畑ウィークというイベントがあるんだなと感じました。
近所に住んでいる方も数名参加されて、素直な意見やその方自身が普段されてる活動についてお話ししてくださいました。
すけろくガーデンから狐池地区へのつながりや面的な広がりの兆しが見えた時間となりました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
朝から晩で2つのイベントを開催する濃密な一日となりましたが、同じ場所なのに参加される方や会場の雰囲気の変化が見られて、新しい発見がたくさんありました。
まち畑では秋以降も定期的にイベントを開催しつつ、普段からやりたいことや好きなことができる場所にしていきたいと思います!
気軽にご参加ください!