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【佐倉研究室読書会】2022年度第二回「暮らしのアナキズム」

こんにちは、M1の勅使河原です。最近空気が涼しくて気持ちがいいので、外にでてすけろくガーデンで読書をしています。今までは気分転換目的で外に出ることも多かったのですが、もっといろいろな庭の使い方があるのではないかと探るのを楽しんでいます。見晴らしのいい上段部分でコーヒーを淹れるのも良さそうです。

「暮らしのアナキズム(松村圭一郎著)」読書会

研究室では年に3~4回ほど読書会をしているのですが、今回は自分が担当となって行う事になりました。

政府や国家に依存せず、自分たちの手で成り立つ暮らしを作るというこの本のテーマはすけろくガーデンだけでなくまち畑プロジェクトにも近い部分があります。すけろくガーデンと地域社会の関係は、経済的な損得でつながっているものではありません。その一方ですけろくガーデンはありとあらゆるものが揃っている場所でもないので、どうやってインフォーマルな手段で地域の人とつながってすけろくガーデンを作るのかが重要になるのではないかと思っています。

。。。というまじめな事を書きましたが、実際に読んでみると震災やコロナ禍を経験している自分たちの目線で見ているような親しさがあり気楽に読むことのできる本です。今回の読書会は、パスタやお酒を囲んで話をしながら進めました。

読書会の様子

色々なパスタを作る事にしたので、どんな物を作るか相談しながら買い出しをします。

読書会やイベントの日はこのようにシェアハウスのキッチンが人であふれます。

部屋の居間に集まって、パスタを食べながら読書会を進めました。途中で脱線したり、個人的な相談になったりしながら話しました!

主な議題(一部)

・全体の感想

・「アナキズム」に対してどんなイメージを持っているか

・コロナ禍の前後で自分たちの人間関係はどう変わった?

・自分たちのプロジェクトで出来ることは何か

・すけろくのリーダー像

・自分たちが持っていないものをどう楽しみながら補えるだろうかetc…

 

終わりに

すけろくガーデンについて全体を考える立場として話していて、考え方が固定化されている部分が多かったことに気付きました。

社会的な習慣やルールを無批判に受け入れてしまうと、自分たちの手で場所を作っていく時に柔軟に行動を起こすことが出来なくなってしまいます。建築に限らず何か形になる物を考えるときにも言えることではありますが、特に目の前のやることに追われていて余裕が無かったりすると起こりやすいですね。

すけろくに足りないものを補う中でつながった人の好きなもの、持っている知識から新しいものが出来る状況が生まれれば、と思いました。

 

 

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