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3箇所のまち畑を「繋ぐ」ことを目指し7日間に渡り開催中のまち畑week。
初日の今日は、ラ・ランコントルの裏庭が舞台です。
ゲストに薬膳師の中村飛鳥さんを迎え、ハーブの活用法を学び、「ラ・ランコントルの裏庭産ハーブ」の商品化へ向けた試作・料理体験をするイベントです。
前後半の2部制イベントで、
前半:ラ・ランコントルの裏庭にて「ハーブソルトの試作」
後半:場所をR-DEPTさんに移しハーブソルトを使った「ラタトゥイユの料理体験」
といった流れでした。
初めに、ゲストである中村飛鳥さんから
「薬膳は体のバランスを整えるための考え方・哲学のことで、みなさんのイメージとは違い、薬膳は普段の食生活のなかに取り入れながら健康への効果をもたらすものです。ハーブや薬草も言い方が様々ありハードルを高くしているが、一言で括ってしまえばすべて雑草です。」
といった話を頂き、みなさんの薬膳に対するハードルが下がったところで、ハーブソルトづくりに入っていきました。
一通り飛鳥さんにデモンストレーションしていただいた後、いざみなさんで実践です。
事前に乾燥させていたハーブ7種類からハーブの効果を見て、匂いを嗅ぎながら、好みのハーブを3種類ずつ選んでいきます。
ハーブの葉裏には虫が卵を産み付けていることがあるため、焙煎をしてからすりつぶしていきました。
焙煎することでさらに水分が抜けてパリパリに。
匂いを嗅いでハーブを選ぶ佐倉先生
焙煎のデモンストレーション
岩塩とハーブを混ぜ合わせ、容器に入れたら完成です。簡単な作業でしたが、できたものは十人十色。ハーブの選び方やその量によってみなさんの個性が出ていました。
お互いに完成したハーブソルトの匂いを嗅ぎ合い、感想を言い合う様子も微笑ましかったです。
基本的にみなさんは自分の組み合わせが1番だと主張しているようです。
それぞれ愛着のあるハーブソルトが作れたようで良かったです。(結果、僕のハーブソルトが一番美味しかったことは言うまでもないです。)
最後にはイベント後半に向け、みなさんでラタトゥイユに合うベストハーブを相談し、調合をして前半は終わりです。
(レモンバーム・レモングラス・バジルの組み合わせとなりました。)
場所をR-DEPOTさんに移し、後半スタートです。
ラタトゥイユは野菜をふんだんに使った煮込み料理で、材料にランコントルの裏庭産ミニトマトと茄子はもちろん、すけろくガーデン産のミニトマト・ピーマンを使いました。(今年は猛暑で思うように野菜を収穫することができていませんが、うまく成長し収穫できた食材を使いました。)
とれたて野菜とハーブ
みんなで分担し、食材を切るところから始めました。今回は食感を残すために、かなり大きめに切りました。切った食材の大きさが不均一なのもまた味ですね。
みんなで協力してきりました ゴロゴロ夏野菜
材料が切り終わったら、小池さんに指示を仰ぎオリーブオイルでニンニクを炒めたところに順番に食材を入れていきます。裏庭で収穫したローズマリー、オレガノも入れましたが、ハーブを入れると途端に香りに深みが出てきてとてもいいに香りでした。
煮込んで最後の味の調整として、前半のワークショップで作ったハーブソルトが登場。普通の塩よりも、味に深みを出してくれます。ハーブソルトがあるだけで、料理のクオリティーがちょっと上がるなんて便利です!(しかも、自分の好きなハーブでできちゃうなんて。)
煮込むといい香りが…
なんやかんやと、みんなで作業をしていたら美味しそうなラタトゥイユの完成です。みんなでテーブルを囲み、お話しながらいただきました。ハーブを入れることでちょっとおしゃれな味になっていて、夏野菜がゴロゴロ入っているのもとても美味しかったです。
おいしくできました
リーダー須田さんによるいただきます
食後には、飛鳥さんブレンドのハーブティーをいただきました。
本日のハーブティー
嬉しそうなアレハンドロ
また、今日は朝日新聞さんとS B Cさんにまち畑weekの取材をしていただきました。テレビの取材を受ける機会がなかなかないため、みんな少し緊張気味…(笑)インタビューに答えたり、料理を撮影しているところを見たりと貴重な経験となりました。
取材の様子
8月24日(木)18:15~のS B Cニュースワイドで放送予定です。ぜひご確認ください!
本日ご参加いただいた皆様、そして快く会場をお貸し頂いたR-DEPOTさん、ありがとうございました。
こんな感じなら使えそう、と少しでもハーブが身近になってもらえたら嬉しいです。そして、目標の商品化へ向けても可能性を感じる1日にもなりました。
明日8月22日(火)は、15時~やぎの庭にてヤギのゼンちゃんにまつわるイベントを行います。映画上映もあります!ぜひご参加ください!
ランコントルの裏庭メンバー 日置・小山