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こんにちは!修士2年の篠田です。
紅葉が見ごろを迎え、朝夕はとても冷え込む季節になりました。
最近は、一番厚手のダウンを着込みだるまさんのようにまるまるとした恰好で通学しています。
冬本番が恐ろしいです。。長野6年目なのに、寒さ耐性が全然ありません。。あったかいスープを飲んでガンバリマス!
さて、今回のすけろくガーデンでは、来週24日のピザ会を控え
・ピザ窯の周囲の土塗り
・ピザ窯の屋根の制作
を行いました!それぞれについてご説明いたします。
今までのピザ窯はレンガのみで構築されており、温度加減がやや低くなっていました。
そこで今回は、より安定的に高い温度を出せるように周囲に土を塗りました。
今回使った土は若穂にある小坂商会さんの塗り土で、美術家小池雅久さんからいただきました。
小池さんはすけろくの解体の際にも携わっていただいていたり、「ヤギのいる庭」の近くにあるシェアハウスGotogoatの
ヒートベンチ付きロケットストーブ制作でも講師として指導してくださっており、いつも大変お世話になっております。
今回は、つい先日まで開かれていたflatfileslashでの個展「泥の河」で用いられた土をご厚意で譲っていただきました。
屋外で用いるため土が綻んでこないように、耐火コンクリート(イワキキャスタブル)を配合しました。
配合費は先日のモックアップ作成実験より、【土:耐火コンクリート=4:1】としています。
配合を少し変えるだけでも硬さや風合いが変わっていくので実際に実験しながら制作できる環境はとてもありがたいなあとしみじみ感じています。
まずは土と耐火コンクリートをバケツ内で攪拌します。
土が乾燥でかたくなっていたため、この作業は力が要りました。
次に、練り土という団子を重ねて構築する構法を参照しながら、団子をピザ窯にくっつけていきます。
その後、綺麗にならして完成です。
この年になると、泥に触れる機会がほとんどないため、
少年時代砂場で遊んでいたころを思い出しまいた☺
形状も有機的に築けて満足です!
ピヨも興味津々で、自ら上ってました(笑)
ドームの大きさがちょうど居心地がよいのでしょうか。。☺
ピザ窯の屋根は前回の検討の結果、木建具で構築することにしました。
満場一致でこれが一番魅力的だ!という意匠的な観点できまりましたが、
ピザ窯の屋根を木建具で構築するには様々な課題があります。
❶木製建具が腐ってしまう
❷ガラスがピザ窯の温度差で割れてしまう
❸頂部の雨仕舞が困難
❹収まりのよい固定の仕方
制作当初はこれらに対して、具体的な解決策を見出せませんでしたが、
どうにかすればいけるだろうという自信と気合いで解決に向かっています。
具体的な方法については次々回の記事にてご説明させていただきますが、
研究室メンバーのアドバイスを活かして実現できそうです。
今回はいったん屋根の取り付け方を検討しました。
フレームに屋根を埋め込む形式での設置で、
なるべくフレームが目立たないように、フレームの幅を
建具と同様の5~6mmとしました。
すけろくのアイコンであるピザ窯がさらなる進化を遂げそうです。
11/24にはこのピザ窯を活かして、ピザ会が行われます!
コロナでなかなか地域の方々を呼べてなかったのですが、今回からまた地域住民の方と招いたイベントを行ってます!
ご都合がよろしければ、ご参加いただけたらと思います。
インスタグラムでも発信しています!
ぜひ気軽にいらしてください🤗
(所在地:〒380-0866長野県長野市狐池1201-2)