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まち畑プロジェクト第1弾「すけろくガーデン」2022年9月の活動報告3

こんにちは!今年度からすけろくガーデンに隣接する獅子岩荘というシェアハウスに住み始めた修士2年の磯部です。
この家に住み始めてから季節の変化を非常に敏感に感じるようになりました。部屋にはエアコンがないので、気温や湿度の変化や夏っぽい匂いから秋の匂いへのちょっとした変化にも気づきます。僕の部屋はガーデンに隣接しているのでよく虫が入ってきます。
夏には蛾や蚊、ミミズやクモといったあらゆる虫が入って来ていました。ですが最近はアオマツムシという羽が葉のようなバッタ目コオロギ科の虫が入って来たりと秋への移行を感じます。

こんな話はさておき、今回の活動報告です。コンポストまでの階段整備、カランコエの皆さんとスツールの製作に取り組みました。

<コンポスト階段整備>
すけろくガーデンの北側にあるコンポストはよく利用するものの、足元が悪い状態でした。
そこで初日に空き家の減築で出た瓦と2×6材で道を整備しました。今回はコンポストまでの傾斜を登る階段を整備します。
まずは傾斜に対して、20~30cmの高さの階段の型付けをしていきます。最上段には2×6材と角材を用いて土留を作り、そこから道までは前期にすけろくの傾斜地を開拓した際に採掘された石を活用して土留の役割の石積みを作っていきます。この石積みは、石がうまく噛み合い安定するように大きな石をまず積んでいき、その間を埋めるように細かい石を挟んでいきます。

ペルーからの留学生であるアレハンドロくんが主体となってこの道を整備してくれたのですが、彼は石を上手に使います。
道の部分では、瓦の間に大小の石を挟み瓦を垂直に支え、その上から土を被せることで強度を向上させています。階段製作では、土留として石を利用していますが、ファサードに石段を見せることですけろくガーデンらしい自然に調和する階段を作ることができました。
ペルーの建築物は石を使ったものがよくあるそうです。例えばみなさんご存知である天空都市マチュピチュはペルーにあります。建造物の石積みはカミソリの刃すら隙間に通さないほど精密に組まれており、数百年経った今でもしっかりと姿形が残存しています。またペルーの第2の規模を持つ大都市アレパキでは近郊で取れる白い火山岩を活用した建物が立ち並び、白い町と呼ばれているそうです。石積みは親和性の高いものだったんですね!

<AAスツール制作>
AAスツールとは、横から見るとアルファベットの「A」にも見える背もたれや肘掛がなく、座面と脚で構成される椅子です。この椅子は汎用性が高く、1脚で椅子として使うだけでなく、2脚を重ね合わせて座面の広い椅子となり、また2脚の座面の部分に天板を載せると机や台としても利用することができます。
今回はカランコエの皆さんにこのAAスツールの制作を担当してもらいました!

ここまで順調に作業は進んでいたのですが、急な雨により作業は中断になりました。。
次回制作の続きをしていきます!

 

作業の合間には、小諸市のわかち座という団体さんからすけろくの卵と交換にいただいたブルーベリージュースを頂きました!甘味と少しの酸味のある濃厚なジュースで非常に美味しかったです。余談ですが、国内さまざまな地域で栽培されていますが、長野県が国内でNo.1の収穫量だそうです。また長野のブルーベリーは特に身が大きく、甘味が強いのが特徴です。予想外に生まれる繋がりに驚きますが、こうしたつながりを大切にしていきたいですね。

次回は、AAスツール製作の続きと他スツールのアイディア出しをやっていきます!是非次回の記事も見てください!

すけろくガーデンは、毎週木曜日の朝8:30から畑作業しています!
ぜひ気軽に遊びに来てください〜

 

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