公園の中に自分達の居場所を！ | 信州大学佐倉研究室

空間デザイン

市民が自分達で所有者の許可を得ずにまち畑を建設するとき、南欧の場合、市の所有する公園や所有が曖昧な線路沿いが選ばれやすいです。この敷地はまさに南欧非合法的まち畑の典型的な立地なのです。
他の複数の事例でも見られるのですが、ポストを設置することで、自分達の領域であることを主張しています。そうした領域の主張の仕方も、空間デザインの重要な視点かと思います。

ポストを設置することで、自分達の領域であることを主張

概要

名称：Can Masdeu
住所：Camí Sant Llàtzer, 25, 08035 Barcelona, Spain
立地；公園の一角、線路沿い
規模：約900m2（中規模）
用途：菜園、ハーブ園、樹木、ベンチ、テーブル、砂場、倉庫、インセントハウス
運営主体：町内会の一組織
開設年：2015年

公園の中に自分達の居場所を！