「渋谷の畑」と銘打ち、ビルの屋上など渋谷区内の4カ所に田畑を設け、米や野菜を栽培するプロジェクトの一つとして、渋谷リバーストリートファームが存在する。
◯点
渋谷リバーストリートファームとはイメージする畑と全く異なり、2.5メートル四方の区画をフェンスで覆った大きなプランターである。
都市と農業の相性は意外にも良く、樹木の落ち葉やカフェから出るコーヒー豆の搾りかすなど、畑の堆肥として再利用できる材料が豊富にある。そういった身近にある資源を利用することも活動の一環である。
◯線
他の「渋谷の畑」では、冬にはカブやニンジン、夏はトマトやトウモロコシ、秋は大豆やレタスなど、さまざまな作物が育っており、都内のレストランへの出荷も計画している。渋谷ストリートファームでもオーガニックコットンの栽培を初めており、渋谷産コットンを利用した事業の展開も目論んでいる。
◯面
ここでの畑は活動の拠点として考え、一緒に作業することが目的ではない。太陽と土と水があれば、都会の中でさえも野菜作りをできることから、一緒に畑の管理をしたり土づくりや野菜作りを学ぶことを通じ、自分の家の庭やベランダにて自分たちが食べる野菜を自分の手で育てるアーバン・ファーマーを増やしていくことを大きな目的として、活動している。
参考
・農林水産省HP:渋谷の街中で追求する農業の可能性