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植物病の研究と農へのふれあいの場!

都市空間デザイン

現地で増尾菜園チームの代表と他お二人へのインタビューを行った。インタビュー内容から都市計画的視点(点・線・面)で語られた部分を抜粋し記述したい。

◯点

住宅街の中のガーデンファームとして、年間を通じて緑や花を絶やさないようにしている。増尾菜園チームでは、植物病の予防を農薬だけに頼らないIPM(総合的病虫害・雑草管理)を実践して、無農薬でおいしい野菜を育て、近隣の方々と収穫の魅力を楽しむ地域密着型の活動を行っている。

この敷地は、カシニワ制度のマッチングを利用して、当時空き地の保有の悩みを抱えていた地主さんに借りている土地である。

菜園入り口から南北にかけて畑が並列されており、種類を分けて作物を栽培している。敷地奥の一面には、皆で話をでき一休みできるようなテーブルが設置され、パーゴラがテーブルを覆うように設置されている。また壁際のフェンスには花壇を設置し畑の彩を鮮やかにしている。

 

 

◯線

開催するイベントとして、春にはジャガイモの収穫体験と秋にサツマイモと里芋の収穫祭を行っており、近隣住民との交流も図っている。この収穫祭には親子が多く来ており、収穫体験を楽しみにしてくれていることが、無農薬で美味しい野菜を栽培するモチベーションとなっていると語っており、地域との繋がりが重要であることがうかがえる。

◯面

増尾圃場を運営する柏市コミュニティ植物医師の会による活動で、面的な広がりを見せている。カシニワ制度では、「南柏PGPALETTEチーム」、「増尾菜園チーム」、「マコモタケチーム」、「あけぼの山ハーブの丘チーム」、「藤ヶ谷ハーブ薬草園チーム」、「酒井根コミュニティファームチーム」を6つのチームを作り、それぞれ菜園や花壇・里山を活用し、植物病予防やIPMと呼ばれる病虫害・雑草管理の実践を行っている。

また6つのチームを集め、定期的に学習会を開催しチームごとの活動の共有も行っている。この学習会では、野菜・花・樹木などの様々な作物を栽培する中で、栽培のノウハウの蓄積と植物病を早期発見し、適切診断、防除技術の習得と土壌改良を学習する。この学習会を通して、情報でのネットワークを生み出している。

概要

 

 

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