DIARY

【信級すみずみLAB. 2026】クラウドファンディングリターン―森林トレッキング編

はじめまして! 4月から佐倉研の一員となりました、学部4年の大崎です。

まだ少し着慣れない佐倉研揃いのツナギに身を包み、信級の豊かな自然と歴史を満喫してきました。
その様子をご報告します。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

はじめに

昨年、信級すみずみLAB.のクラウドファンデングを実施し、多くの方々のご協力のもと、目標である100万円を達成することができました。
ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました!

今回はそのリターン第1段として、森林トレッキングを開催しました。
施主である浅野知延さんの案内で、ご支援いただいたアド・イシグロの石黒ちとせさんと天こう峯八十八石仏を回りました。
天こう峯八十八石仏とは、200年ほど前にこの集落の人々が、四国八十八ヶ所を模してつくったものです。
2時間ほどのトレッキングで四国八十八ヶ所が巡ることができる、この地域ならではの巡礼路です。

 登山開始

9時頃、トレッキングがスタートしました。
出だしは想像以上の急勾配に驚きましたが、次第に歩きやすい道に変わっていきます。
この日は快晴で、気温もちょうどよく、まさに絶好のトレッキング日和でした。

天こう峯の森は広葉樹林と針葉樹林が混在しています。
浅野さんから、元々畑だった場所にマツやスギなどの針葉樹が植えられ現在の姿になったと教わりました。
標高の高いところにも針葉樹林が見られ、かつての人々の生活の名残を感じました。

 石仏たち

山道を進むと、次々と石仏が現れます。
個性豊かな石仏たちを、少し紹介しようと思います。

手前が薬師如来です。左手に薬壺(やっこ)を持ち、右手は施無畏印(せむいいん)を結んでいます。

こちらは千手観音です。手がいっぱい!

道中には、台座から落ちてしまった石仏がありました。
浅野さんが元の位置に戻してくださったのですが、その小さな見た目からは想像できないほどの重さで、私たちは持ち上げることすらできませんでした。
しかし、かつての人々は、これを背負って山道を登ったはずです。
その労力は計り知れません…。
また、よく見ると割れた部分が修復してあったり、落ちないように石で支えられていたりするものもありました。
きっとここに訪れた誰かが、私たちと同じように直していったのでしょう。
なくなってしまっていたのは88体中1体だけでした。
200年もの間、山中の小さな石仏がほとんど失われることなく残っていること。
そこに人々の優しい営みの連鎖を感じると同時に、自分たちもその中に入れたような気がして穏やかな気持ちになりました。

 

 山菜採り

山頂で一息ついた後は、山菜を探しながら山を下っていきます。
さっきまで真面目に石仏を探していた私の目は、完全に食べ物を探す目に(笑)

ワラビにコゴミ、タラの芽…この山は山菜の宝庫です。
今回は時期が遅く、採れたのは少しでしたが、登っているときとはまた違った視点で森を見ることができ、とても新鮮でした。

そして、山頂で飲むコーヒーは格別でした!
用意してくださった浅野さん、ありがとうございました。

ワラビです!

山菜ではないのですが、ツチアケビ。長野県のレッドリストだそう…

 

終わりに

信級では、森の成り立ちも石仏の存在も、そこにちゃんと人の営みが積み重なってできていることを実感しました。
しかもそれが過去のものではなく、今もゆるやかに続いているところに魅力を感じました。
森を歩いたり、石仏を直したり、山菜を採ったり―そんな自然との小さな関わりの積み重ねの中に、今日は自分たちも少し参加できた気がします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
応援してくださっている方々のご期待に応えられるよう、これからも精一杯頑張ります!

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