DIARY

まち畑プロジェクト 「ヤギのいた庭」 活動報告1

こんにちは!修士1年になりました古屋です。
ここ最近すっきりあたたかくなり、桜にも葉っぱが生え始め、春真っ只中だなあと実感しております。

さて、年度が変わり、佐倉研究室に新メンバー加わりました。今年度で10周年を迎えるということで、研究室として、ここからまた挑戦するということを意識して様々な活動に取り組んでいければと思います!

今回は「ヤギのいた庭」の記念すべき第1回の活動報告です~

「ヤギのいた庭」

「ヤギのいる庭」はまち畑プロジェクトの第3弾として2018年3月から活動してきました。昔、周辺一帯でヤギを飼っていたという土地の履歴を継承し、この畑でもヤギを飼おうということで、ゼンちゃんを迎え、畑の顔として愛されてきました。裏庭に自生している竹や廃材を用いたハードの整備や畑活動など、ヤギを介した地域住民の交流テーマに活動してきました。
しかし、ゼンちゃんは昨年6月に七二会(なにあい)の生まれ故郷で息を引きとりました。
この地域とゼンちゃんが共有してきた時間を尊重し、今年度からは「ヤギのいた庭」として再始動していきます。

構想

この庭のテーマの1つに、「農業」のアグリカルチャー「林業」のフォレストリーが合成された造語である「アグロフォレストリー」があります。森林農業ともいわれ、複数の農産物や樹木を混植することにより、 単一栽培に比べて生態系が多様な農場が構成されます。(参考:https://www.frutafruta.com/fruit/agroforestry/)
また「土中環境の改善」も目指しており、植物の健康だけでなく、改善が面的に広がることで土砂災害の防止につながるというマクロな視点も捉えています。
今回は構想班と作業班に分かれ、進めていきました。既存の小屋や苺畑を残すことや新たに鶏を迎えることなどを条件とし、下図の案に整理しました。
この案のキーポイントは鶏の空中歩行です。隣地との関係から小屋は離して配置するが、地域の方々や子どもたちがよく通る前面道路に鶏動線を延ばすことで、よりコミュニケーションが図れます。鶏動線の高低差を活かして、子どもたちがそれを遊具に見立て、縦横無尽に駆け回る空間を思い描いています。畑の南側にある、シンボリックな三角屋根のエサ・工具置き場を解体する想定のため、鶏動線が次の畑のシンボルとなることを考えています。

解体

作業班は、ゼンちゃんの小屋は残しつつ、周辺の囲いの解体から初めていきました。横材のツーバイ材は、状態がよいものは薪として、腐ってしまっているものは「菌ちゃん農法*」の有機物として利用します。縦材は、そのまま打ち込み、土中環境の改善を図ります。
*「菌ちゃん農法」…「菌ちゃんふぁーむ」を管理する吉田俊道さんが開発した、糸状菌を活かす農法の1種
↑来週挑戦する予定です!

薪割り見守る…

杭打ち

土中の水と空気の健全な流れが滞ると、植物の健康を保つことができず、水を貯えることのできる土壌層は薄くなり、表層と深層の水と空気の動きが分断分断されてしまいます。すると、乾燥と滞水を繰り返す、植物根や菌類微生物にとって過酷な環境を作ってしまう悪循環に陥ります。
その解決策の1つとして、杭打ちがあります。地面に対して1mほどの杭を打ちこみ、その上に微生物のごはんとなる有機物を与えることで、水を土中深くまで届け、菌糸が染み込んで養成されるそうです。
(参考:https://www.heichinomori.com/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%9D%9C%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A/)

おわりに

今年度は色々実験的にトライすることを目指しており、農法や土中環境の改善方法など、あれこれ試行錯誤しながら進めていきたいと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではでは~

 

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